スマートロックが電池切れ?開かない時の対処法と事前のサイン

スマートロックが電池切れ?開かない時の対処法と事前のサイン

こんにちは。カギのとみながのトミナガです。

「家に帰ってきたらスマートロックが反応しない」
「アプリを開いても鍵が開かない」

といった突然のトラブル、本当に焦ってしまいますよね。

スマートロックは非常に便利な防犯アイテムですが、電子機器である以上、電池切れのリスクはゼロではありません。

電池切れはスマートロックで後悔しやすい代表的なデメリットの一つです。電池切れ以外の注意点もまとめて確認したい方は、スマートロックのデメリットと後悔しやすい原因も参考にしてください。

この記事では、スマートロックが電池切れになった時の具体的な対処法から、電池切れの前に現れるサイン、そして締め出されないための予防策までを詳しく解説します。

いざという時に慌てないための知識として、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント

  • スマートロックが開かない時にすぐ試せる対処法
  • 電池切れの前に現れる分かりやすいサイン
  • 電池の消耗を早めてしまう意外な原因
  • 締め出しを防ぐための確実な予防策
目次

スマートロックの電池切れで開かない時にまず確認すること

スマートロックが急に反応しなくなり、家の前で立ち尽くしてしまうというトラブルは、実は決して珍しいことではありません。

「早く家に入りたい」と焦る気持ちはとてもよく分かりますが、まずは深呼吸をして状況を整理しましょう。

電池切れで開かなくなった場合でも、いくつかの確認手順を踏むことで、意外とあっさり解決できるケースがあります。

ここでは、締め出しに遭った時にまず確認していただきたいポイントを順番に解説していきます。

本体の電池切れか、スマホ側の充電切れか確認する

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スマートロックが反応しない時に真っ先に疑っていただきたいのが、「本当にスマートロック本体の電池が切れているのか?」という点です。

実は、鍵が開かない原因が本体ではなく、操作しているスマートフォン側の問題であるケースが非常に多く見受けられます。

スマートロックは、主にスマートフォンの専用アプリとBluetoothなどの通信機能を使って鍵の開け閉めを行っています。

そのため、スマホのバッテリーが完全に切れて画面が真っ暗な状態であれば、当然ながら鍵への通信の指示を出すことができず、解錠することはできません。

帰宅途中に動画を見すぎたり、連絡を取り合ったりしてスマホの充電が切れてしまった場合は、まずはスマホの電源を確保することが最優先です。

もし普段からモバイルバッテリーを持ち歩いているなら、すぐにスマホを充電し、数パーセントでも電源が入ればアプリを起動して鍵を開けられる可能性が高いです。

また、スマホの画面は点いているのに反応しない場合は、一時的な通信エラーが起きているかもしれません。

「Bluetoothの接続がオフになっていないか」
「機内モードがオンになっていないか」

といったスマホ側の設定を今一度確認してみてください。

アプリを一度完全に終了(タスクキル)して、再起動することで通信が復活することもよくあります。

さらに、一部のスマートロックでは、クラウドを経由した遠隔操作が可能なものもあります。

もし同居しているご家族やご友人が一緒にいる場合は、その方のスマホやタブレットからWeb上の管理画面にログインし、遠隔で鍵を開けられないか試してみるのもひとつの有効な手段です。

本体が故障したと決めつける前に、まずは通信の入り口である「スマホの状況」をしっかり確認することが、解決への一番の近道になります。

物理鍵や非常用電源で開けられるか確認する

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スマホ側には問題がなく、スマートロック本体が完全に電池切れで沈黙していることが分かった場合、次に試すべきは「物理的な手段」や「外部からの電力供給」による緊急解錠です。

現在普及しているスマートロックの多くは、ドアの内側にあるサムターン(鍵を開け閉めするつまみ)に両面テープなどで被せるように設置する「後付けタイプ」です。

このタイプの場合、ドアの外側にある鍵穴(シリンダー)の構造は全く変わっていません。

つまり、以前から使っていたギザギザの鍵やディンプルキーなどの「物理鍵」を持っていれば、電池切れなど関係なく、普段通りに鍵穴に挿して回すだけで確実にドアを開けることができます。

ただし、当然ながらこの物理鍵を家の中に置いたまま(インキー状態)にして外出してしまっていると、この方法は使えません。

もし物理鍵を持っていない場合でも、まだ諦める必要はありません。

一部のスマートロックや電子錠には、「非常用電源端子」というレスキュー機能が備わっているものがあります。

たとえば、美和ロック株式会社が提供している「PiACKⅡ Smart」などの製品や、EPIC(エピック)などの電子錠には、室外側の本体下部などに小さな金属の端子が2つ付いていることがあります。

ここに、コンビニやスーパーの電池コーナーで売られている「9Vの角型電池(長方形の四角い電池)」のプラス極とマイナス極をしっかりと接触させると、外部から一時的に電力を本体に送り込むことができます。

これは例えるなら、車のバッテリーが上がってしまった時に、他の車からブースターケーブルを繋いでエンジンをかける「ジャンプスタート」のようなものです。

電力が供給されている数分間のうちに暗証番号を入力したり、ICカードをかざしたりすれば、鍵を開けることが可能です。

また、最近の製品では、角型電池ではなくモバイルバッテリーをUSBケーブルで接続して一時的に給電できるタイプや、電池残量がほぼゼロになっても内蔵の微弱な電流を使って約30秒間だけ解錠できる特殊なレスキュー機能を搭載している機種(SwitchBotロックProなど)もあります。

ご自宅のスマートロックにどのような非常解錠機能が付いているか、メーカーの公式サイトや取扱説明書で確認してみてください。

電池切れ時に物理鍵で開けられるかどうかは、スマートロックの種類や取り付け方法によって変わります。物理鍵との併用について詳しく知りたい方は、スマートロックと物理鍵を併用する時の注意点も確認しておくと安心です。

家族・管理会社・メーカーサポートに連絡できるか確認する

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スマホの充電切れでもなく、物理鍵も持っておらず、非常用電源を試すこともできない……。

そんな八方塞がりの状況に陥ると、焦りがピークに達してしまうかもしれません。

しかし、自力での解決が難しいと分かったら、次は「自分以外の誰かに助けを求めること」へ素早く頭を切り替えましょう。

まず一番確実なのは、同居しているご家族に連絡を取ることです。

ご家族が物理鍵を持っていたり、ご自身のスマホからアプリで鍵を開けられたりする場合は、帰宅を待つのが最も安全でコストもかからない解決策になります。

もしスマホの充電が切れていて連絡が取れない場合は、公衆電話を探すか、事情を話して近所の方や立ち寄ったお店で電話を借りられないか相談してみてください。

次に、賃貸マンションやアパートにお住まいの場合は、物件を管理している管理会社や大家さんに連絡するのが鉄則です。

管理会社はトラブル対応のためのマスターキー(合鍵)を保管していることが多く、連絡がつけば開けに来てくれる可能性があります。

また、24時間対応の入居者サポートサービス(安心サポート等)に加入している物件であれば、夜間や休日でも提携している業者が駆けつけてくれるケースがあります。

ただし、深夜帯などはすぐに対応できないこともあるため、まずは緊急連絡先に電話をして状況を確認しましょう。

また、ご自宅のスマートロックがどのようなサポート体制を提供しているか、メーカーの公式サポート窓口に確認してみるのもひとつの方法です。

一部のスマートロック製品や、月額制のサービス(サブスクリプション型)を利用している場合、メーカー側のカスタマーセンターが遠隔で解錠の手配をしてくれたり、提携する作業員を派遣してくれたりすることがあります。

たとえば、通信機能を持った高度な入退室管理システムなどでは、サポートセンター経由でのレスキュー対応が充実していることも珍しくありません。

注意点 管理会社やメーカーサポート、あるいは一般の専門業者に解錠を依頼する場合、防犯上の理由から「本当にその部屋の住人であるか」を確認するための身分証明書(運転免許証など、現住所が記載されているもの)の提示が求められるのが一般的です。

手元に身分証がない場合は、警察官の立ち会いが必要になることもあるため、電話連絡の際に必ず「今、手元に身分証があるかどうか」を伝えておくとその後の対応がスムーズになります。

どうしても開かない時は無理にこじ開けない

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誰とも連絡がつかず、一刻も早く家に入りたい状況になると、「窓を割って入ろうか」「バールのようなものでドアをこじ開けられないか」といった危険な考えが頭をよぎるかもしれません。

しかし、実力行使で無理やりこじ開けようとする行動は、絶対に避けてください。

スマートロックは、パソコンやスマートフォンと同じ「精密機械」です。

外側から無理やり部品を引っ張ったり、強い衝撃を与えたりして直そうとするのは、フリーズしたスマホを床に叩きつけて直そうとするのと同じで、内部の電子基盤やモーターを完全に破壊してしまうだけです。

万が一壊してしまうと、スマートロック本体の買い替えが必要になるだけでなく、無理な力がかかったことによってドアの鍵穴(シリンダー)や内部の錠前ケースまで歪んでしまい、すべての部品を丸ごと交換しなければならなくなります。

さらに恐ろしいのは、ドア本体や窓ガラスを破損させてしまった場合の以下のようなリスクです。

高額な修理費用の発生

ドアの枠を曲げてしまったり、窓ガラスを割ってしまったりすると、数万円から十数万円という非常に高額な修理・交換費用がかかります。

賃貸物件の場合は、退去時に莫大な原状回復費用を請求される深刻なトラブルに発展してしまいます。

周囲からの誤解と通報リスク

自分の家であっても、ドアをこじ開けようとしている姿や、窓を割って侵入しようとしている姿は、客観的に見れば「空き巣などの不審者」と全く同じです。

近隣住民に警察へ通報され、事情聴取を受けるといった予期せぬトラブルを招く恐れがあります。

防犯アラームの作動

最新のスマートロックや電子錠には、異常な振動やこじ開け行為を検知すると、大音量で警報を鳴らす「防犯アラーム機能」が搭載されているものがあります。

一度鳴り始めると、正しい解錠操作を行わない限り鳴り止まない設定になっていることが多く、パニック状態に拍車をかけてしまいます。

どうしても開かず、身近な人に頼ることもできない場合は、最終手段として専門の鍵屋に解錠を依頼するのが最も安全で確実です。

鍵のプロであれば、ドアやスマートロック本体を傷つけることなく、鍵穴のピッキングや特殊な解錠ツールを使って(※鍵の種類によっては破壊解錠になるケースもありますが、事前に説明があります)安全にドアを開けることができます。

パニックになりそうな時ほど、まずは深呼吸をして「壊した後のリスク」を冷静に想像し、安全な解決方法を選択するようにしてください。

スマートロックの電池切れ前に出やすいサイン

スマートロックの電池はある日突然、なんの前触れもなくゼロになってしまうわけではありません。

多くの製品は、完全に機能が停止してしまう前に、ユーザーに対して「もうすぐ電池が切れます」というサインを出しています。

これらを見逃さないことが、締め出しトラブルを防ぐ一番の対策になります。

アプリ通知・ランプ・警告音が出ることがある

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一番分かりやすく、そして絶対に無視してはいけないのが、スマートフォンの専用アプリへの通知や、スマートロック本体から発せられる警告音・ランプの点滅です。

多くのスマートロック製品では、電池残量が20%〜40%程度まで低下した段階で、連携しているスマホにプッシュ通知が自動で送られてくる仕様になっています。

さらに一部の機種では、電池残量が少なくなると、鍵を開け閉めするたびに「ピーピー」という警告音が十数秒間鳴り続けたり、本体のLEDランプが赤く点滅したりして、視覚と聴覚の両方で電池の消耗を知らせてくれます。

SwitchBotサポートなどのメーカー公式情報でも、こうした低電力通知を受け取った場合は、なるべく速やかに電池交換を行うよう強く推奨されています。

これらの警告サインは、車でいうところの「ガソリン残量警告灯(エンプティランプ)」のようなものです。

ランプが点灯してもすぐにはエンジンは止まらず、しばらくは走り続けることができますが、そのまま放置していればいずれ確実にガス欠を起こして立ち往生してしまいます。

スマートロックも同じで、通知が来てから約1〜2週間程度(1日の解錠回数による)は通常通り使えることが多いですが、その猶予期間を過ぎると予期せぬタイミングで締め出しに遭ってしまいます。

特に注意したいのが、スマートロックでよく指定されている「CR123A」というカメラ用のリチウム電池は、身近なコンビニや小さなスーパーでは販売されていないケースが多いという点です。

いざという時にすぐに手に入らないという盲点があるため、アプリからの通知や本体からの警告音に気づいたら「週末に買えばいいや」と後回しにせず、ネット通販や家電量販店ですぐに新しい電池を手配することが非常に重要です。

解錠や施錠の動きが遅くなることがある

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アプリの通知や警告音といった機能的なサインのほかに、「鍵の動きそのものの変化」も電池切れが近づいていることを知らせる重要なサインになります。

スマートロックは、内蔵されているモーターを回転させることで、物理的にドアのサムターン(つまみ)を回して鍵を開け閉めしています。

電池の残量がたっぷりとある状態であれば、モーターに十分な電力が供給されるため、スムーズで力強い動作をします。

しかし、電池が消耗して電圧が低下してくると、モーターを回す力が弱まり、施錠や解錠の動作が普段よりもゆっくりになることがあります。

「ガチャッ」と瞬時に開いていたものが、「ウィーーン……ガチャ」と苦しそうに回るようになったら要注意です。

また、物理的な動きだけでなく、通信の反応速度にも変化が現れることがあります。

スマホのアプリで「解錠」ボタンを押してから、実際にスマートロックが動き出すまでのタイムラグがいつもより長くなったり、Bluetoothの接続に時間がかかるようになったりした場合も、電池の消耗によって内部の電子回路の処理能力が低下しているサインである可能性が高いです。

もし「なんだか最近、鍵の反応が鈍いな」と感じたら、まずはアプリを開いて電池残量をパーセンテージで確認してみてください。

ただし、アプリ上で電池残量が十分にあるにもかかわらず動きが遅い場合は、電池の問題ではなく、ドアの立て付けが悪くなっている可能性があります。

鍵のデッドボルト(かんぬき部分)がドア枠の穴に当たって摩擦が起きており、モーターに過剰な負荷がかかっているサインかもしれません。

そのまま使い続けると電池の消耗が異常に早まるだけでなく、本体の故障にもつながるため、ドアやストライク(受け座)の調整が必要になるケースもあります。

寒い時期に急に反応が悪くなることがある

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スマートロックが発する電池切れのサインは、音や動きの変化だけではありません。

「季節の変化」や「気温の急激な低下」によって、予期せぬタイミングで鍵の反応が悪くなることがあります。

特に冬場に多く見られるこの現象は、電池の化学的な特性に深く関係しています。

スマートロックに使用されているリチウム電池やアルカリ乾電池は、内部で起こる化学反応によって電力を生み出しています。

しかし、気温が極端に低くなるとこの化学反応が鈍くなり、本来持っているはずの性能(電圧)が一時的に発揮できなくなってしまいます。

これは、冬の寒い朝やスキー場で、スマートフォンのバッテリー残量が急激に減ったり、突然電源が落ちてしまったりする現象と同じ仕組みです。

とくに戸建て住宅の玄関ドアなど、外気の影響を直接受ける場所にスマートロックを設置している場合、夜間から早朝にかけての急激な冷え込みによって、前日の夜までは普通に動いていたのに、翌朝になったら急に反応しなくなるといったトラブルが起こりやすくなります。

一時的な電圧低下であれば、日中になって気温が上がると再び正常に動き出すこともありますが、寒さで機能が停止してしまうということは、すでに電池の寿命が限界に近づいている証拠でもあります。

もし冬場に「朝だけ鍵の動きが鈍い」「冷え込んだ日だけアプリと接続しにくい」といった症状が出始めたら、それは電池交換の時期を知らせる重要なサインと受け取ってください。

「昼間は普通に動くから大丈夫」と油断してそのまま使い続けると、次の強い冷え込みで完全に沈黙し、締め出されてしまう恐れがあります。

本格的な寒波が到来する前に、少し早めであっても新しい電池に交換しておくことが、冬場のトラブルを防ぐための安全な判断基準となります。

スマートロックの電池切れが起こる主な原因

ここまでは電池切れのサインについて解説してきましたが、そもそもなぜ「電池が切れて家に入れない」という事態に陥ってしまうのでしょうか。

電池の消耗を早める原因や、交換が遅れてしまう理由を理解しておくことで、今後のトラブルを未然に防ぐことができます。

電池交換の通知を見落としている

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スマートロックが電池切れを起こして締め出されてしまう原因の中で、圧倒的に多いのが「アプリからの電池交換通知を見落としていた」というケースです。

システム側はしっかりと警告を出していたにもかかわらず、ユーザー側がそれに気づけなかったためにトラブルに発展してしまいます。

現代の私たちは、スマートフォンにインストールされたLINEやSNS、ニュースアプリ、メールなど、毎日数え切れないほどのプッシュ通知を受け取っています。

そのため、スマートロックからの重要な「電池残量低下」の通知が、他の大量の通知の中に埋もれてしまい、見逃してしまうことが非常に多いのです。

また、スマホの通知設定を整理した際に、誤ってスマートロックアプリの通知までオフにしてしまっており、警告が全く届かない状態になっていたという事例も少なくありません。

さらに、通知に気づいていたとしても、「まだ20%もあるから大丈夫」「週末に電池を買いに行こう」と後回しにしてしまうことも、電池切れを招く大きな要因です。

前述の通り、スマートロックで頻繁に使用される「CR123A」という特殊なリチウム電池は、近所のスーパーやコンビニの電池コーナーには置かれていないことが多く、家電量販店やホームセンター、あるいはインターネット通販でわざわざ購入する必要があります。

「いつでも買える電池ではない」というハードルがあるため、購入を先延ばしにしているうちに限界が来てしまうのです。

このような見落としや先延ばしを防ぐためには、スマートロックアプリの通知設定を「重要」や「サウンドあり」にして確実に気づけるように見直すことや、通知が来たらその場ですぐにネット通販で電池を注文する習慣をつけることが大切です。

国民生活センターなどでも、便利なデジタル機器の思わぬトラブルへの注意喚起が行われることがありますが、便利な機器だからこそ、ユーザー側の日常的な管理と確認が不可欠になります。

日頃からアプリを開いて電池のパーセンテージをチェックする癖をつけておくと安心です。

メーカー推奨ではない電池を使っている

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スマートロックの電池が極端に早く切れてしまう原因として、意外と見落とされがちなのが「メーカーが推奨していない電池を使用している」というケースです。

電池なら何でも同じだろうと考えて、価格の安いノーブランド品や、繰り返し使える充電式電池(二次電池)を自己判断で使ってしまうと、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。

現在販売されている多くのスマートロックでは、「CR123A」という円筒形のリチウム電池や、特定のメーカーのアルカリ乾電池などが指定されています。

これらの推奨電池は、スマートロックに内蔵されているモーターを安定して強力に回転させるため、あるいは常にBluetoothやWi-Fiの電波を待ち受けるために最適な電圧と電流を供給できるように計算されて選ばれています。

指定されていない安価な互換電池などを使用した場合、初めは正常に動いているように見えても、電圧が不安定になりやすく、本来の寿命よりも極端に早く電池切れの警告が出ることがあります。

また、一部の高出力すぎる充電式電池を使用すると、スマートロックの精密な電子回路に規定以上の負荷がかかってしまい、電池切れが早まるどころか、本体そのものが故障してしまうリスクもあります。

これは例えるなら、指定されたハイオクガソリンを入れて走るように設計されたスポーツカーに、レギュラーガソリンや品質の悪い燃料を入れて走らせるようなものです。

エンジン(モーター)のパフォーマンスが落ちるだけでなく、最終的には車体(本体)を痛めてしまいます。

また、CR123Aという電池は、元々はカメラのフラッシュなど瞬間的に大きな電力を必要とする機器に使われてきたものです。

そのため、電圧が最後まで一定に保たれやすいというメリットがある半面、「限界が来ると一気に電圧が落ちて動かなくなる」という特性を持っています。

だからこそ、メーカーはテストを重ねて安全に動作する電池を指定しています。

SwitchBotなどの各メーカー公式ホームページや取扱説明書には、必ず「推奨電池」のメーカーや型番が記載されています。

電池を交換する際は、少し値段が高くても、指定された条件に合致する質の高い新品の電池を使用することが、結果的にトラブルを防ぎ、長く安全に使うための最大の近道になります。

使用頻度や本体の負荷で電池消耗が早くなる

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電池の寿命は、スマートロックをどれくらいの頻度で使っているか、そしてドアの環境がどうなっているかによって大きく変動します。

カタログや公式サイトに「電池寿命は約1年」と書かれていても、それはあくまで「1日10回解錠・施錠した場合」などの特定のテスト条件に基づいた目安にすぎません。

たとえば、家族の人数が多くて1日に何度もドアを開け閉めするご家庭や、オフィスや店舗の入り口など、人の出入りが激しい場所に設置している場合は、当然ながらモーターを動かす回数も通信を行う回数も増えるため、半年や数ヶ月で電池が切れてしまうことも珍しくありません。

使用頻度が高い環境では、電池式のスマートロックよりも、配線工事を行って電源を直接取る「電気錠」の方が適しているケースもあります。

さらに、使用頻度と同じくらい電池寿命に悪影響を与えるのが「ドアや鍵の立て付けの悪さ」です。

スマートロックはモーターの力で鍵のツマミ(サムターン)を回していますが、ドアの枠と扉の間にズレが生じていたり、デッドボルト(かんぬき)が収まる穴(ストライク)に摩擦があったりすると、手で鍵を回す時にも「少し固いな」と感じるはずです。

この状態のままスマートロックを動かすと、モーターは引っかかりを乗り越えるために、通常時の何倍ものパワーを振り絞らなければなりません。

これは、ブレーキを軽く踏んだままの状態で、自転車のペダルを一生懸命に漕いでいるような状態です。

体力が異常に早く奪われるのと同じように、スマートロックの電池も激しく消耗してしまいます。

実際に「電池を新品に換えたばかりなのに、すぐに残量が減ってしまう」というご相談の多くは、このドアの立て付け不良によるモーターへの過負荷が原因です。

もし、鍵が閉まる時に「ウィーン……ガッ」と苦しそうな音がしたり、何度かやり直すような動作(引っかかりのエラー)が見られたりする場合は、そのまま放置してはいけません。

電池代が余計にかかるだけでなく、モーターの寿命を極端に縮めてしまいます。

まずはドアの蝶番のネジを締め直したり、受け座の位置を微調整したりして、手で鍵を回した時にスムーズに動く状態(物理的な負荷がない状態)に改善することが、電池を長持ちさせるための重要なポイントになります。

寒さや温度差で電池性能が落ちている

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スマートロックの電池が通常よりも早く消耗してしまう原因として、設置されている環境の「温度」が大きく影響しているケースも少なくありません。

特に屋外に面した戸建て住宅の玄関ドアなどに設置している場合、四季の気候変化が電池のパフォーマンスにダイレクトに関わってきます。

電池というものは、内部で起きる化学反応を利用して電力を生み出しています。

しかし、気温が極端に低くなると、この化学反応のスピードが著しく鈍くなり、本来持っているはずの電圧を十分に発揮できなくなってしまいます。

これは、冬のスキー場や真冬のキャンプ場で、スマートフォンのバッテリー表示が急激に減ったり、突然電源が落ちてしまったりする現象と全く同じ原理です。

とくに冬場、深夜から早朝にかけて気温が氷点下近くまで下がるような環境では、昨日の夜まではアプリ上で「電池残量40%」と表示されていたのに、翌朝には電圧の低下によって「残量ゼロ」と認識され、突然スマートロックが動かなくなってしまうといったトラブルが起こりやすくなります。

日が昇って気温が上がれば再び一時的に動くこともありますが、寒さで機能がストップしてしまうということは、電池自体の寿命がすでに限界に近づいているサインでもあります。

また、寒さだけでなく、直射日光が強く当たることでドアが高温になりすぎる環境や、昼夜の激しい温度差によって発生する「結露」も、電池や本体に悪影響を及ぼします。

玄関ドアに結露が発生すると、スマートロックの内部に湿気が入り込み、電池の接点部分や電子基盤が錆びてしまう(腐食する)ことがあります。

接点が錆びると電気がうまく流れなくなり、結果として「電池を新品に換えたのに動かない」「すぐに電池切れの警告が出る」といった不具合につながります。

もし、「冬場になると急に電池の減りが早くなる」「結露しやすいドアに設置している」という場合は、アプリの電池残量表示を過信せず、本格的な寒波が来る前に早めに電池を交換しておくことが、冬場の締め出しトラブルを防ぐ有効な対策になります。

スマートロックの電池切れで締め出されないための予防策

スマートロックの電池切れによる締め出しは、非常にストレスのかかるトラブルですが、日頃のちょっとした習慣や備えを取り入れるだけで、そのリスクを限りなくゼロに近づけることができます。

ここからは、トラブルを未然に防ぐための具体的な予防策を解説します。

電池交換の時期をカレンダーで決めておく

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スマートロックの電池切れを防ぐ上で最もシンプルかつ効果的な方法は、「アプリの通知が来るのを待つ」という受け身の姿勢をやめて、「自分自身で交換時期をコントロールする」ことです。

前述したように、私たちは日々スマートフォンで大量の通知を受け取っているため、スマートロックからの重要な「電池残量低下」のプッシュ通知を見落としてしまう危険性が常にあります。

また、「通知が来たら買おう」と思っていても、仕事や家事に追われているうちにすっかり忘れ、気がついた時には完全に電池が切れて家から締め出されてしまった、というケースが後を絶ちません。

このような事態を防ぐためには、車のオイル交換やエアコンのフィルター掃除と同じように、「スマートロックの電池は半年に1回(あるいは1年に1回)、必ず新品に交換する」といったマイルールを定めてしまうのがおすすめです。

たとえば、「お正月と夏休みには必ずスマートロックの電池を換える」「毎年、大掃除のタイミングで交換する」と決めておけば、通知の有無に関わらず安全な状態をキープできます。

確実に実行するためには、スマートフォンのカレンダーアプリに「スマートロック電池交換」という予定を入力し、半年ごとのリピート(繰り返し)設定をしておくのが確実です。リマインダー機能を活用すれば、通知を見逃す心配もなくなります。

「まだ残量があるのに捨てるのはもったいない」と感じるかもしれませんが、スマートロックに使用されるリチウム電池やアルカリ乾電池は、万が一の締め出しによるトラブル対応費用(鍵屋を呼んだり、ホテルに泊まったりする費用)や、パニックに陥る精神的ストレスに比べれば、はるかに安い投資です。

「安心を買う」という意味でも、定期的なカレンダー管理による前倒しでの電池交換は、最も確実な予防策と言えます。

予備電池と物理鍵を準備しておく

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予備電池と物理鍵を準備しておく

スマートロックの電池交換が必要になった時、すぐに新しい電池を用意できる環境を整えておくことも立派な予防策です。

前述の通り、多くのスマートロック製品で採用されている「CR123A」というリチウム電池は、テレビのリモコンなどに使われる単三電池や単四電池とは異なり、身近なコンビニエンスストアや近所の小さなスーパーでは取り扱っていないことが非常に多いです。

いざアプリから「電池残量が低下しています」という警告通知が来てから慌てて探しに行っても、「どこにも売っていなくて、結局ネット通販で注文して届くのを待っている間に完全に切れてしまった」という失敗談は後を絶ちません。

このような事態を防ぐためには、常に1〜2回分の予備の新品電池を自宅の引き出しなどにストックしておくことを強くおすすめします。

通知が来たらすぐにストックから取り出して交換し、使った分の予備をまたインターネットなどで買い足すというサイクルを作っておけば、電池の入手難易度に振り回されることはなくなります。

一部のメーカーでは充電して繰り返し使えるCR123A規格の二次電池を推奨している場合もありますが、使用の際は必ず製品の取扱説明書やメーカー公式ページなどで「充電式電池の使用が許可されているか」を確認してから導入してください。

そして、どれだけ電池の管理を徹底していても、スマートロック本体の電子的な故障や、システム上の予期せぬエラーが起こる可能性はゼロにはなりません。そうした万が一の事態に対する「究極の保険」となるのが、従来の物理鍵を必ず一緒に持ち歩くことです。

スマートロックを導入すると、スマートフォン一つで身軽に出かけられる便利さから、つい物理鍵を家の中に置いたまま(インキー状態)外出してしまう方が増えます。

しかし、電子機器である以上、予期せぬシャットダウンや不具合は起こり得ます。「カバンの一番奥底のポケットに入れっぱなしにしておく」といった形で構いませんので、アナログな物理鍵を常に携帯する習慣だけは捨てないでください。

あるいは、賃貸物件などで規約に違反しないのであれば、玄関から少し離れた目立たない場所に頑丈なダイヤル式のキーボックスを設置し、そこに予備の物理鍵を保管しておくのも有効なリスクヘッジになります。

スマホ以外の解錠方法も用意する

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スマートロックの解錠手段を「スマートフォンのアプリ」だけに依存してしまうと、締め出しのリスクは格段に高まります。

なぜなら、スマートロック本体に十分な電池残量があったとしても、操作する側のスマホがバッテリー切れを起こしたり、外出先で落として紛失してしまったり、突然故障して画面が真っ暗になったりすれば、鍵を開ける手段が完全に断たれてしまうからです。

このような「スマホ側のトラブル」による締め出しを防ぐためには、解錠の選択肢を複数用意してリスクを分散させておくことが非常に重要です。

たとえば、各スマートロックメーカーからオプションとして販売されている「暗証番号入力式キーパッド」や「指紋認証パッド」をドアの外側に設置するのは、非常に効果的な対策です。

キーパッドを取り付けておけば、ちょっと近所のコンビニまで財布だけ持って出かけたり、ゴミ出しのために手ぶらで外に出たりして、オートロックが作動して締め出されてしまっても、自分の記憶している暗証番号を押すだけ、あるいは指をかざすだけで確実に家に入ることができます。

また、専用のリモコンキー(スマートキー)を車の鍵などと一緒に束ねて持ち歩いたり、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、あるいは職場の社員証などを鍵として登録できたりする製品も多くあります。

これらをカバンや財布に入れておけば、スマホを取り出す必要すらなく、タッチするだけでスムーズに解錠できます。

これは投資の世界などで言われるリスク分散と同じで、「家の入り口を開けるための鍵(手段)を、ひとつのカゴにすべて盛らない」という考え方です。

スマホアプリ、暗証番号、ICカード、そして物理鍵。これら複数の解錠手段を組み合わせて持っておくことで、どれか一つが使えなくなったとしても、別の手段でカバーできる安全網(セーフティネット)を張ることができます。ご家族でお住まいの場合は、スマートフォンを使い慣れていないお子様やご高齢の方にはICカードやリモコンキーを渡すなど、使う人に合わせた解錠方法を用意することで、家族全員が安心してスマートロックの便利さを享受できるようになります。

電池切れで開かない時に避けたい行動

スマートロックが沈黙し、物理鍵もなく、家族とも連絡がつかないという絶望的な状況に陥ると、どうしても焦りから正常な判断ができなくなってしまうことがあります。

「とにかく今すぐ家に入らなければ」というパニック状態の時ほど、間違った行動をとって事態を悪化させてしまうケースが後を絶ちません。

ここでは、締め出しに遭った時に「絶対にやってはいけないNG行動」について詳しく解説します。

ドアや窓を無理にこじ開けない

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鍵が開かない時に、バールやマイナスドライバーのような工具を使ってドアの隙間を無理やりこじ開けようとしたり、庭先の石などで窓ガラスを割って侵入しようとしたりする行動は、非常に危険であると同時に、後々取り返しのつかないほどの代償を払うことになります。

絶対に避けてください。

まず第一に、修理費用が莫大な金額になってしまうという点です。

玄関ドアは非常に頑丈に作られていますが、テコの原理で無理な力を加えれば、ドア枠(サッシ)が歪んだり、ドア本体が曲がったりしてしまいます。

一度歪んでしまったドア枠は元に戻すことが難しく、ドアを枠ごと丸ごと交換する大工事が必要になるケースも珍しくありません。

その場合の費用は数十万円単位に上ります。

また、窓ガラスを割った場合も、特殊な防犯ガラスやペアガラス(複層ガラス)であれば交換費用が高額になるだけでなく、業者が修理に来るまでの間、家の中が丸見えで防犯上非常に危険な状態になってしまいます。

これは、クルミの中身(家の中)を取り出したいからといって、ハンマーで力任せに叩き割り、中身ごと粉々にしてしまうのと同じことです。

目的は達成できるかもしれませんが、失うものが大きすぎます。

第二に、周囲からの通報リスクです。たとえご自身の持ち家であったとしても、必死にドアをこじ開けようとしている姿や、窓を割って侵入しようとしている姿は、通りすがりの人や近隣住民から見れば「完全に空き巣などの不審者」です。

不審者として警察に通報され、パトカーが駆けつけて事情聴取を受けるといった予期せぬトラブルに発展する恐れがあります。

どうしても開かない場合は、最終手段として専門の鍵屋に解錠を依頼する方が、結果的にドアや窓を壊すこともなく、費用もはるかに安く済みます。

パニックになった時こそ、「壊した後にいくらかかるか」を冷静に想像し、実力行使に出る前に一度立ち止まってください。

スマートロック本体を無理に外そうとしない

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ドアをこじ開けるかわりに、「スマートロック本体を外側からなんとか取り外せないか」と考える方もいらっしゃいますが、これも絶対に避けるべき行動の一つです。

現在普及しているスマートロックの多くはドアの内側に両面テープなどで強力に固定されています。

外側からドアノブや鍵穴(シリンダー)を力任せに引っ張ったり、強い衝撃を与えたりして内側のスマートロックを落とそうとするのは、精密機器に対する破壊行為に他なりません。

スマートロックは、スマートフォンやパソコンと同じように、繊細な電子基盤や極小のモーター、ギア(歯車)の組み合わせで構成されている「精密機器」です。

無理な衝撃が加わると、内部の基盤がショートしたり、プラスチック製のギアが欠けたりして、二度と使い物にならなくなってしまいます。

また、強引に力をかけることで、本来の玄関ドアに付いているシリンダー(鍵穴の部品)や錠前ケースまで歪んでしまい、スマートロックだけでなくドアの鍵全体を交換しなければならなくなる二次被害を引き起こすこともあります。

さらに気をつけなければならないのが、最新のスマートロックに搭載されている防犯アラーム機能の存在です。

たとえば、こじ開けや異常な振動を検知すると大音量で警報が鳴り響く仕様になっている製品があります。

「電池切れで動かないはずなのに、なぜアラームは鳴るのか?」と疑問に思うかもしれませんが、鍵を開け閉めするモーターを回すほどの電力は残っていなくても、基盤に組み込まれたブザーを鳴らす程度のわずかな電力は残っているケースがあるのです。

一度防犯アラームが鳴り始めると、正規の解錠操作(正しい暗証番号の入力や登録済みスマホの接続)を行わない限り、簡単には鳴り止まないように設計されています。

真夜中や早朝に大音量の警報を鳴らして近所迷惑になり、さらにパニックに陥ってしまうという最悪の展開を避けるためにも、機器に対する強引な物理的アプローチは絶対にやめましょう。

万が一製品の不具合が疑われる場合でも、自己判断で分解や破壊を試みるのではなく、メーカーのサポート窓口や専門業者へ相談するのが最も安全な解決策です。

賃貸では自己判断で破損させない

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賃貸マンションやアパートにお住まいの場合は、持ち家とは異なる特有のルールや責任が存在します。

電池切れで締め出された焦りから、自己判断でドアに傷をつけたり、窓ガラスを割ったりすることは絶対に避けてください。

賃貸物件における玄関ドアや窓ガラス、そして元々ついている鍵穴(シリンダー)は、すべて「大家さん(貸主)の所有物」です。

入居者には、借りている部屋を大切に扱う「善管注意義務(善良な管理者の注意義務)」が法律上定められています。

もし、自分が家に入るためであったとしても、許可なくドアをこじ開けてサッシを曲げたり、ガラスを割ったりした場合、この義務に違反したとみなされます。

結果として、国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に照らし合わせても、故意や過失による設備の破損に該当し、修理費用や退去時の原状回復費用は全額入居者の自己負担となってしまいます。

玄関ドアの交換には数十万円かかることもあり、取り返しのつかない出費になります。

また、スマートロックが最初から物件の設備として備え付けられていた場合(初期設備)と、入居後に自分で後付けした場合とでも状況は異なります。

もし初期設備として備え付けられていたスマートロックが、入居者の過失(電池交換の通知を無視したこと等)によって開かなくなり、それを自己判断で破壊してしまった場合、高額な本体の弁償費用も請求されることになります。

賃貸物件で締め出しに遭った場合は、パニックにならず、まずは管理会社や大家さんに連絡することが鉄則です。

夜間や休日であっても、賃貸契約時に加入している「24時間入居者サポート」などの緊急窓口が機能していることが多いため、スマホのメモなどにサポートの連絡先を控えておくと安心です。

万が一、ご自身で専門の鍵屋を手配して解錠を依頼する場合でも、事前に管理会社へ「業者の手配と、万が一鍵を壊して開けることになった場合の許可」をとっておくことで、後々のトラブルを確実に防ぐことができます。

スマートロックの電池切れについてよくある質問

ここからは、スマートロックの電池に関して検索されることが多い疑問について、一つひとつ詳しくお答えしていきます。

まずは最も気になる「電池の寿命」についてです。

スマートロックの電池はどれくらい持つ?

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スマートロックの電池がどれくらい持つのかは、購入を検討している方や導入直後の方にとって非常に気になるポイントだと思います。

結論から言うと、一般的な家庭用スマートロックの電池寿命は、おおむね「約半年から1年程度」が目安とされています。

ただし、この「半年〜1年」という数字は、あくまで各メーカーが特定のテスト条件に基づいて算出したカタログスペックです。

たとえば、「1日に10回、解錠と施錠を行った場合」といった基準で計算されています。

しかし、実際の生活環境はテスト環境とは大きく異なります。

家族の人数が多ければ1日の開閉回数は20回にも30回にもなりますし、オートロック機能をオンにしていれば、外出やゴミ出しのたびにモーターが動くため、消費電力はさらに倍増します。

これは、自動車のカタログに載っている「燃費」と、実際に街中を走った時の「実燃費」が違うのと同じことです。

エアコンを使ったり、ストップアンドゴーの多い渋滞路を走ったりすればガソリンが早く減るように、スマートロックも使用環境によって電池の消耗スピードは大きく変化します。

たとえば、SwitchBotサポートの公式情報によれば、リチウム電池(CR123A)2本を使用して1日10回操作した場合で「約180日(約半年)」と案内されています。

一方で、美和ロック株式会社の「PiACKⅡ Smart」などのように、単三形アルカリ乾電池を4本使用するタイプでは「約1年」と長めに設定されているものや、最新の省電力設計が施された製品では「約2年」と謳われているものもあります。

このように、製品ごとに使用する電池の種類や本数、通信方式によって寿命はバラバラです。

さらに、ドアの立て付けが悪くモーターに負荷がかかっていたり、冬場の寒さで電池の性能が低下したりすれば、カタログ値の半分以下の期間で電池が切れてしまうことも決して珍しくありません。

「カタログに1年と書いてあったからまだ大丈夫」と過信せず、半年を過ぎたあたりからアプリの電池残量表示をこまめにチェックしたり、早めに予備の電池を購入したりする習慣をつけることが、突然のトラブルを防ぐ一番の秘訣です。

電池切れでも物理鍵で開けられる?

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スマートロックを導入した後に多くの方が感じる疑問の一つが、「もし完全に電池が切れてしまったら、今まで使っていた普通の鍵(物理鍵)はもう使えなくなるのか?」という点ではないでしょうか。

結論から申し上げますと、現在日本で最も普及している「既存の鍵穴を残したまま、室内側のツマミ(サムターン)に被せて設置するタイプ(後付け型)」のスマートロックであれば、電池が完全に切れていても、外から物理鍵を使って今まで通りドアを開けることができます。

なぜなら、後付けタイプのスマートロックは、あくまで「内側から人間の手でツマミを回す動作」をモーターが代行しているだけに過ぎないからです。

外側にあるシリンダー(鍵穴)の物理的な構造は一切変わっていないため、外から鍵を挿して回せば、スマートロックのモーターごと物理的に回転させて解錠することが可能です。

これは、電動アシスト自転車のバッテリーが切れても、自分の足でペダルを強く漕げば普通の自転車として前に進むことができるのと同じ理屈です。

システムが沈黙しても、アナログな物理機構は生きているため、物理鍵は最も確実な「マスターキー」として機能し続けます。

ただし、例外となる製品もあります。ドアの鍵穴(シリンダー)ごと取り外して、スマートロック専用の部品に丸ごと交換する「シリンダー交換タイプ」や、新築時などに最初からドアノブと一体化して組み込まれている「ドア一体型」のスマートロックの場合、そもそも外側に鍵穴が存在しない、あるいは鍵穴にカバーがかかっていて通常は物理鍵を使えないデザインになっていることがあります。

このタイプで電池切れや通信エラーなどのトラブルが起きると、物理鍵という手段での解錠ができなくなってしまうため、外部からの非常用給電など別のレスキュー手段に頼るしかありません。

ご自宅のスマートロックがどのタイプに該当するのかを事前に把握しておくことは非常に重要です。

そして、もし鍵穴が残っているタイプを使用しているのであれば、「スマートロックがあるから鍵は持たなくていい」と過信せず、万が一のシステムダウンやスマホの紛失に備えて、必ずカバンや財布の奥底に予備の物理鍵を忍ばせておくことを強くおすすめします。

物理鍵を持ち歩くべき理由や、スマートロックと併用できる仕組みを詳しく知りたい方は、スマートロックは物理鍵と併用できる?持ち歩くべき理由と注意点も参考にしてください。

9V電池やモバイルバッテリーで開けられる?

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物理鍵を持っておらず、スマホの充電も切れてしまった状況でスマートロックが電池切れを起こした場合、製品によっては「外部からの一時的な電力供給」という裏ワザのような方法で緊急解錠できる機能が備わっています。

電子錠やスマートロックの中には、室外側の本体下部や側面に、小さな金属の端子(非常用電源端子)が搭載されているモデルがあります。

ここによく使われるのが、コンビニエンスストアや家電量販店で販売されている「9V角型電池(四角いブロック型の乾電池)」です。

この9V電池のプラス極とマイナス極を、ドア側の非常用端子にしっかりと接触させると、電池が切れたスマートロック本体に直接電力が流れ込みます。

電力が供給されてシステムが一時的に起動している間に、暗証番号を入力したり、登録済みのICカードをかざしたりすることで、無事にモーターを動かして鍵を開けることができます。

また、最新のスマートロック製品の中には、角型電池ではなく、スマートフォンを充電するための「モバイルバッテリー」を活用できるものも増えてきました。

室外側の目立たない場所にUSBポートやType-Cポートが配置されており、そこに手持ちのモバイルバッテリーをケーブルで接続するだけで、非常時の電源として機能する仕組みです。

普段からスマホの充電用にモバイルバッテリーを持ち歩いている方にとっては、別途電池を買いに走る必要がないため、非常に心強いレスキュー機能と言えます。

さらに、SwitchBotなどの公式情報でも紹介されているように、一部のハイエンドモデル(SwitchBotロックProなど)には「微電流解錠機能」と呼ばれる特殊なシステムが組み込まれていることがあります。

これは、電池残量がほぼゼロになって通常のモーター回転ができなくなった状態でも、本体内に蓄えられたごくわずかな電流を振り絞り、約30秒間だけ緊急解錠動作を行えるという究極のセーフティ機能です。

ただし、これらの非常用電源機能は、すべてのスマートロックに搭載されているわけではありません。

ご自身の使っている製品にこうした機能がついているかどうか、そしてどこに端子があるのかを、あらかじめ取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認しておくことが、いざという時の明暗を分けることになります。

非常用給電に対応したスマートロックを選びたい場合は、対応する電池の種類や端子の位置、実際の給電方法を事前に確認しておくことが大切です。詳しくは、スマートロックは9V電池で開けられる?電池切れ時の非常用給電と注意点も参考にしてください。

電池交換後も開かない時はどうする?

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「アプリの通知を見て新しい電池に交換したのに、なぜかスマートロックが反応しない」というトラブルも、実は少なくありません。

電池切れのピンチを乗り越えたと思った直後に動かないと、余計に焦ってしまうと思いますが、まずは落ち着いていくつかのチェックポイントを確認していきましょう。

一番最初に確認すべきなのは、「電池の向き(プラスとマイナス)が間違っていないか」という非常に基本的なミスです。

スマートロックの電池ボックスは、限られたスペースに複数の電池(CR123Aを2本、あるいは単三電池を4本など)を詰め込む構造になっていることが多く、急いで交換すると1本だけ逆向きに入れてしまうといったミスが起こりやすいのです。

これは、テレビのリモコンの電池を慌てて適当に押し込んだ時に動かなくなるのと同じことです。

一度すべての電池を取り外し、本体の内部やカバーに刻印されているプラス(+)とマイナス(-)の表示をしっかりと確認しながら、一つひとつ確実に入れ直してみてください。

次に疑うべきは、「スマートロック本体とスマートフォンの接続エラー」です。

電池を抜いたことによって、一時的にBluetoothなどの通信接続が切れたままフリーズしてしまっている可能性があります。

この場合は、スマートフォンの設定画面からBluetoothを一度オフにしてから再度オンにするか、スマートロックの専用アプリをタスクキル(完全に終了)して再起動してみてください。

これだけであっさりと通信が復活し、鍵が開くようになるケースは多々あります。

また、交換に使った電池そのものに原因がある場合も考えられます。

「引き出しの奥にずっとしまってあった古い電池」や「100円ショップで買ったメーカー推奨ではない電池」を使用した場合、新品であっても最初から電圧が足りていなかったり、スマートロックの動作に必要なパワーを出せなかったりすることがあります。

必ず取扱説明書で指定されている型番(CR123Aなど)の、新品の電池を使用しているか確認してください。

もし、正しい向きで新品の推奨電池を入れ、スマホの接続も確認したのに全くランプがつかない、あるいはモーター音がしない場合は、残念ながらスマートロック本体の電子基盤やモーターが故障している可能性があります。

冬場の結露による水没や、長年の使用による経年劣化、あるいは過去に粗悪な電池を使ったことによる液漏れなどで接点が腐食していると、電気が正しく流れません。

この状態になってしまうと、ユーザー側で直すことは不可能ですので、すぐにメーカーのカスタマーサポートに連絡し、修理や交換の手続き、または緊急時の対応について指示を仰いでください。

まとめ:スマートロックの電池切れは事前の備えで防ぎやすい

スマートロックは、物理的な鍵を探す手間を省き、スマートフォン一つで身軽に出かけられる非常に便利な防犯アイテムです。

しかし、どれほど優れた最新機器であっても、その根幹を支えているのは「電池」であり、電池が切れてしまえばただの重い鉄の塊になってしまいます。

今回解説したように、スマートロックの電池切れによる締め出しトラブルは、日頃のちょっとした心がけと準備で、そのリスクを限りなくゼロに近づけることができます。

まずは、スマートロックが発する「電池切れのサイン」を決して見逃さないことです。

アプリからのプッシュ通知、解錠時の警告音、あるいは鍵の動きがいつもより遅くなったといった変化に気づいたら、「まだ大丈夫」と後回しにせず、すぐに新しい電池を手配する習慣をつけてください。

アプリの通知に頼るのが不安な方は、スマートフォンのカレンダー機能を使って「半年に1回の定期交換日」を設定し、自分から前倒しで交換してしまうのが最も確実な予防策です。

そして、最も重要なのは「解錠方法のリスクを分散させること」です。スマートフォンのアプリだけに頼るのではなく、暗証番号が打てるキーパッドを併用したり、ICカードを財布に入れておいたりすることで、スマホの充電切れや故障といった予期せぬトラブルにも対応できるようになります。

さらに、「万が一のシステムダウンに備えて、物理鍵を必ずカバンの奥に忍ばせておく」というアナログな備えこそが、最終的にお客様自身を締め出しの恐怖から救う最大の保険となります。

もし、あらゆる手を尽くしても鍵が開かず、締め出されてしまった場合は、焦ってドアや窓をこじ開けようとするのだけは絶対にやめてください。

無理な破壊行為は、数十万円という高額な修理費用や、周囲との予期せぬトラブルを招くだけです。

賃貸物件の場合は、まずは管理会社や大家さんに連絡をして指示を仰ぎ、どうしても解決しない場合は専門の鍵屋に安全な解錠を依頼するなど、冷静な対応を心がけましょう。

便利な道具だからこそ、その弱点(電池切れ)をしっかりと理解し、事前の備えを万全にしておくことで、スマートロックのある快適な生活を安心して楽しんでください。

スマートロックが電池切れ?開かない時の対処法と事前のサイン

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