スマートロックは、スマートフォンで鍵の開け閉めができる便利な設備です。
一方で、ゴミ出しや宅配便の受け取りなど、少しだけ外へ出たタイミングでオートロックが作動し、家に入れなくなることがあります。
鍵のトラブルは、予期せぬタイミングで起こるものです。
この記事では、今まさに締め出されてお困りの方に向けた緊急の解決法と、今後同じ思いをしないための対策について分かりやすく解説します。
この記事のポイント
- スマートロックで締め出された時にまず確認したいこと
- 管理会社・警察・鍵業者など、状況別の相談先
- 鍵業者に依頼する前に確認したい料金と本人確認
- 締め出しのリスクを減らすための設定と予防策
焦らないで!スマートロックで締め出された時の対処法
スマートロックで締め出された時にまず確認すること

スマートロックで締め出されてしまった場合は、まず落ち着いて状況を確認しましょう。
突然家に入れなくなると焦ってしまいますが、無理にドアや窓を開けようとすると、ケガや破損につながるおそれがあります。
最初に確認したいのは、物理鍵を持っているか、スマートフォンの充電が残っているか、家族が解錠できる状態か、スマートロック本体の電池切れや不具合が考えられるかという点です。
原因によって取るべき対応が変わるため、順番に確認していきましょう。
カバンやポケットの中に従来の物理鍵が入っていないか
まず最初に確認したいのは、カバンやポケットの中に従来の物理鍵が入っていないかどうかです。
後付けタイプのスマートロックでは、外側の鍵穴をそのまま使えるケースがあります。
物理鍵を持っている場合は、スマートロックの不具合や電池切れが起きていても、通常の鍵と同じように解錠できる可能性があります。
スマートフォンの充電切れや、スマホを室内に置いたまま外へ出てしまった場合
次に、スマートフォンの充電切れや、スマホを室内に置いたまま外へ出てしまった場合です。
家族にデジタル合鍵を共有している場合は、家族のスマートフォンから解錠してもらえる可能性があります。
また、暗証番号・指紋認証・ICカードなど、スマートフォン以外の解錠方法を設定している場合は、そちらを試してください。
利用できる方法は製品によって異なるため、メーカーの公式サイトや取扱説明書も確認しましょう。
スマートロック本体の電池が切れている場合
スマートロック本体の電池が切れている場合、製品によっては外側から一時的に給電できる機能が備わっています。
対応する電源や操作方法は製品ごとに異なり、緊急給電に対応していない後付けタイプもあります。
メーカーの公式サイトや取扱説明書を確認し、指定された方法で操作してください。
どうしても開かないからといって、窓ガラスを割ろうとしたり、ドアの隙間に物を挟んでこじ開けようとするのは大変危険ですので控えてください。
ケガの恐れがあるだけでなく、ドアや鍵そのものを破壊してしまい、後から高額な修理費用や部品代が別途必要になることがあります。
賃貸・マンションでスマートロックに締め出された時の相談先

賃貸アパートや分譲マンションにお住まいで、自力での解錠が難しいと判断した場合は、まず物件の管理会社や大家さん、あるいはマンションの管理組合へ連絡をとってみてください。
物件によっては、管理会社や大家さんが対応方法を案内してくれる場合があります。
ただし、防犯上の理由から、管理会社が各部屋の合鍵を保管していないケースもあります。
必ず開けてもらえるとは限らないため、まずは契約時の書類や入居者向けの緊急連絡先を確認しましょう。
また、24時間対応のサポート窓口や提携している警備会社が設定されているマンションであれば、夜間や休日でも対応してもらえる場合があります。
出動費用や本人確認の方法、対応できる範囲は契約内容によって異なるため、電話の際に確認しておくことが大切です。
マンションの共用エントランスから締め出された場合も、まずは管理会社や管理人、契約している24時間サポートへ連絡してください。
顔見知りの住民であっても、本人確認ができない状態で共用玄関を開けてもらう行為は、マンションの防犯ルールに反する可能性があります。
緊急連絡先や対応方法は物件ごとに異なるため、入居時の書類や管理会社の案内を確認しましょう。
ここで注意しておきたいのは、賃貸物件の場合、自己判断で慌てて業者を呼ぶ前に、一度は管理側に相談した方がよいという点です。
独立行政法人 国民生活センターなどでも注意喚起されていますが、焦ってインターネットで見つけた業者に依頼し、想定外の高額な作業費を請求されるというトラブルも報告されています。
まずは落ち着いて管理会社へ連絡することが、安全かつ金銭的なトラブルを避ける第一歩となります。
また、鍵の専門業者へ玄関の解錠を依頼する場合は、防犯上の理由から、原則として身分証明書などによる本人確認や居住確認が必要です。
必要な書類や確認方法は業者によって異なります。
身分証明書を室内に置いたまま締め出された場合は依頼時にその旨を伝え、どのような確認書類や手続きが必要になるか確認してください。
本人または居住者であることを確認できない場合は、解錠作業を断られることがあります。
オートロック・スマートロックの締め出しで警察に相談できるケース

スマートロックやオートロックの機能によって家から締め出されてしまった時、「警察に連絡すれば玄関を開けてもらえるのでは」と考える方もいるかもしれません。
しかし、通常の鍵紛失や締め出しの場合、警察が玄関の鍵を開けるサービスを行っているわけではありません。
警察は事件や事故への対応、地域の安全確保を行う機関であり、一般的な鍵開け作業を代行する窓口ではないためです。
そのため、室内に危険がなく、事件性もない単なる締め出しであれば、まずは管理会社や大家、マンションの管理人、メーカーサポート、必要に応じて鍵の専門業者へ相談する流れになります。
ただし、すべてのケースで警察や消防へ相談してはいけないという意味ではありません。
室内に小さな子供や介助が必要な方が取り残されている、火を使用したまま外へ出てしまった、室内で家族が倒れている可能性があるなど、人命に関わるおそれがある場合は別です。
たとえば、ガスコンロに火をつけたまま締め出された場合や、浴室・ベランダ・高温の室内などに小さなお子様だけが残されている場合は、一刻を争う状況になることがあります。
このような緊急性が高い場面では、ためらわず110番または119番へ連絡してください。
必要に応じて、警察や消防が現場で安全確認や救助対応を行う場合があります。
ただし、救助のために窓ガラスや扉などを破損して対応する可能性もあるため、緊急性があるかどうかを落ち着いて伝えることが大切です。
一方で、緊急事態ではない単なる締め出しの場合は、警察に連絡してもドアを開けてもらう解決にはつながりにくいです。
スマートロック本体の電池切れや、スマートフォンの置き忘れ、オートロックによるインキーなどが原因であれば、管理会社やメーカーサポート、鍵の専門業者へ相談しましょう。
なお、家の中にスマートフォンや鍵を忘れたのではなく、外出先で鍵を落とした・紛失したことが原因で家に入れない場合は、最寄りの交番へ相談する意味があります。
誰かが拾って届けてくれている可能性があるためです。
あわせて、警察庁の落とし物の届出・検索ページから、落とし物の検索や遺失届について確認できます。
鍵を紛失した可能性がある場合は、交番への相談とあわせて確認しておくと安心です。
まずは、室内に危険がある緊急事態なのか、通常の締め出しなのか、鍵を落とした可能性があるのかを整理しましょう。
状況によって相談先が変わるため、焦らずに最適な連絡先を選ぶことが大切です。
鍵屋に依頼する前に確認したい料金と本人確認

管理会社に連絡がつかない場合や、持ち家でご家族の帰りも待てないといった切羽詰まった状況では、民間の鍵の専門業者へ依頼して解錠してもらうことになります。
その際、事前に知っておきたい料金の仕組みや、依頼時の重要な注意点があります。
鍵屋の作業料金は一律ではなく、取り付けられている錠前やシリンダーの種類、扉の状態、必要となる作業方法などによって変わります。
スマートロックを設置していても、後付けタイプでは外側の鍵穴がそのまま残っていることがあります。
解錠の難易度はスマートロックの有無だけでは判断できないため、電話で分かる範囲の状況を伝え、現地で作業前に見積もりを確認することが大切です。
また、業者によっては深夜・早朝の時間外料金や出張費が加算されます。
依頼前に、基本料金だけでなく、出張費や時間外料金、キャンセル料の有無も確認しておきましょう。
次に確認したいのが、解錠作業に必要となる本人確認や居住確認です。
玄関の解錠を依頼する際は、防犯上の理由から、原則として運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書が求められます。
ただし、必要な書類や確認方法は業者によって異なります。
身分証明書を室内に置いたまま締め出された場合は、依頼時にその旨を伝え、どのような確認方法で対応できるか確認しましょう。
業者によっては、郵便物や公共料金の明細など、住所や居住を確認できる書類が必要になる場合があります。
本人または居住者であることを確認できない場合は、防犯上、解錠作業を断られる可能性があります。
依頼前に必要な手続きを確認しておくことが大切です。
また、スマートロックの締め出しは、電子機器特有のトラブルも絡むため、状況を正確に伝えることが大切です。
業者へ連絡する際は、電話の段階で「スマートロックのオートロックで締め出されたこと」や「スマートロックのメーカーや種類」などを分かる範囲で伝えておくと、その後のやり取りがスムーズになります。
スマートロックで締め出される主な原因

スマートロックの締め出しトラブルには、実はいくつかの典型的なパターンがあります。
原因を知っておくことは、自分自身が同じ失敗をしないための第一歩です。ここでは、よくある原因を3つに分けて詳しく解説します。
「インキー(閉じ込み)」による締め出し
第一に、よくあるのが「インキー(閉じ込み)」による締め出しです。
従来の鍵であれば、外に出る際に鍵を持って自ら施錠する必要がありましたが、オートロック機能を設定したスマートロックでは、ドアを閉めると自動的に施錠される場合があります。
そのため、ゴミ捨てや郵便物の受け取りなど、「ほんの数秒だから」とスマートフォンや物理鍵を持たずに外へ出た際に、戻れなくなることがあります。
特に、スマートロックを導入した直後はオートロックの動作に慣れておらず、うっかり締め出される可能性があるため注意が必要です。
「機器の電池切れ」によるトラブル
第二に注意したいのが、「機器の電池切れ」によるトラブルです。
スマートロック本体は電池で動いているため、電池が切れるとモーターを動かせず、解錠できなくなる場合があります。
製品によっては、電池残量が少なくなるとアプリ通知や本体ランプなどで知らせてくれる機能があります。
ただし、通知を見落としたり、「あとで交換しよう」と後回しにしたりしているうちに、電池切れを起こしてしまうことがあります。
また、スマートロック本体だけでなく、鍵代わりに使っているスマートフォンの充電切れにも注意が必要です。
外出先でスマートフォンの電池が切れると、アプリを起動できず、解錠できなくなる可能性があります。
「本体の落下やズレ」によるトラブル
第三に、見落としがちなのが「本体の落下やズレ」によるトラブルです。
後付けタイプのスマートロックは、ドアの内側にあるサムターンに本体を取り付けて使用する製品が多くあります。
両面テープで固定するタイプの場合、ドアの開け閉めによる振動や、結露・湿気・高温などの影響で、固定力が弱まることがあります。
本体がズレたり外れたりすると、スマートフォンから解錠操作をしてもサムターンがうまく回らず、ドアが開かない場合があります。
定期的に本体のぐらつきや設置状態を確認しておきましょう。
スマートロックの締め出しを防ぐ対策と運用方法
スマートロックの締め出しを防ぐ設定と習慣

これまでご紹介したトラブルの多くは、事前のちょっとした対策で大幅にリスクを減らすことができます。
スマートロックは設定一つで使い勝手が変わるため、ご自身のライフスタイルに合わせた見直しが効果的です。
締め出しを防止するために、ぜひ実践していただきたい方法をいくつか紹介します。
オートロックの猶予設定を見直す
まず基本となるのは、スマートフォンや物理鍵を持って外へ出る習慣をつけることです。
ただ、ゴミ出しや荷物の受け取りなどで手ぶらのまま外へ出てしまいやすい場合は、スマートロックのアプリ設定を見直してみましょう。
製品によっては、オートロックが作動するまでの時間を調整できる場合があります。
「すぐに施錠」ではなく、少し猶予を持たせる設定にすることで、短時間の外出時に締め出されるリスクを減らせます。
ただし、施錠までの時間を長くしすぎると、防犯面では不安が残ります。
生活動線に合わせて、利便性と防犯性のバランスを見ながら設定することが大切です。
電池切れに備えて通知と予備手段を確認する
次に重要なのが、電池切れへの備えです。
電池残量の低下を知らせる通知が届いたら後回しにせず、早めに指定の電池へ交換しましょう。
通知を見落とさないよう、スマートロックアプリの通知設定も確認しておくことが大切です。
家族共有やキーパッドで解錠手段を増やす
家族で利用する場合は、同じアカウント情報を共有するのではなく、メーカーが用意しているデジタル合鍵やゲスト招待機能を設定しておくと安心です。
家族がそれぞれの端末から解錠できれば、スマートフォンの電池切れや置き忘れが起きた際の予備手段になります。
一人暮らしの場合は、モバイルバッテリーを持ち歩くほか、物理鍵や暗証番号など、スマートフォン以外の解錠手段も用意しておきましょう。
さらに、製品によっては暗証番号を入力するキーパッドを追加できる場合があります。
キーパッドを設定しておけば、スマートフォンを持たずに外へ出てしまった場合でも、暗証番号で解錠できる可能性があります。
ただし、暗証番号の管理には注意が必要です。家族以外に番号を知られないようにし、誕生日や連続した数字など、推測されやすい番号は避けましょう。
ここで、締め出しを防ぐための具体的な対策を整理しました。ご自宅のスマートロックでどこまで設定できるか、ぜひ確認してみてください。
| 対策のポイント | 具体的な内容・設定 |
|---|---|
| オートロックの猶予設定 | 製品によっては施錠までの時間を調整できるため、生活動線に合わせて設定する |
| 電池残量の通知設定 | アプリの通知設定を確認し、警告が出たら早めに指定の電池へ交換する |
| デジタル合鍵の共有 | メーカー公式の合鍵共有やゲスト招待機能を使い、家族がそれぞれの端末から解錠できるようにする |
| キーパッドの追加 | 対応製品では暗証番号で解錠できる手段を用意し、スマホの置き忘れや充電切れに備える |
| モバイルバッテリーの常備 | スマートフォンの充電切れに備えて、外出時に予備電源を持ち歩く |
スマートロックは、使い方や生活習慣によって後悔しやすいポイントが変わります。
導入前に「自分の生活に合うか」を確認したい方は、スマートロックで後悔しやすい人の特徴と導入前の注意点も参考にしてください。

スマートロックで子供に締め出された時の注意点

小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、大人同士の生活とはまったく違う理由でスマートロックの締め出しが起こることがあります。
それは、ちょっとした隙を突かれた「室内にいる子供による施錠」です。
たとえば、宅配便の荷物を受け取るために親がほんの数歩だけ玄関の外に出た隙に、室内側から「ガチャッ」と施錠されてしまうケースがあります。
小さなお子様にとって、玄関のドアについているサムターンは、回すと動くおもちゃのように見えてしまうことがあります。
成長に伴って手が届く範囲も広がるため、昨日まで触れなかった場所に突然手が届くようになることもあります。
親の行動を真似して、サムターンに触ってしまう可能性も考えておきましょう。
大人が意図せずインキーしてしまった場合なら、落ち着いて対処法を考えられますが、室内に小さなお子様だけが取り残されてしまうと、状況は大きく変わります。
子供は「自分が鍵を閉めた」という自覚がなく、もう一度開ける動作の意味を理解できないことがあります。
室内に誤飲のおそれがあるものがある、ベランダや浴室へ移動する可能性がある、真夏や真冬で室温が危険になりそうなど、不安がある場合は早めの判断が大切です。
危険が差し迫っている場合や、子供の安全確認ができない場合は、ためらわず119番または110番へ連絡してください。
単なる締め出しか、救助が必要な緊急事態かを落ち着いて伝えることが重要です。
このような事態を防ぐためには、「ちょっとそこまでだから」という油断を減らすことが大切です。
ゴミ出しや回覧板、宅配便の受け取りなど短時間の外出であっても、物理鍵やスマートフォンを持ってからドアを開ける習慣をつけましょう。
また、玄関まわりにお子様が近づきやすい間取りの場合は、ベビーゲートの設置や玄関付近の整理など、できる範囲で安全対策をしておくと安心です。
スマートロックの便利さに頼りすぎず、お子様が室内側から鍵を操作してしまう可能性も想定して、日頃の動線を見直しておきましょう。
物理鍵の携帯がスマートロックの締め出し対策になる理由

スマートロックの締め出しを防ぐうえで、もっとも基本的な対策の一つが「従来の物理鍵を持ち歩くこと」です。
どれだけ便利なスマートロックであっても、電池や通信、アプリ、本体の設置状態などに影響を受ける電子機器であることに変わりはありません。
スマートフォンの充電切れやアプリの不具合、通信環境の悪化、本体のズレや落下などによって、普段どおりに解錠できなくなる可能性があります。
そのような場合でも、外側の鍵穴が使える状態で物理鍵を持っていれば、通常の鍵と同じように解錠できる可能性があります。
スマートロックメーカーの公式サポートでも、機器の不具合や電池切れに備えて、物理鍵の携帯を案内している場合があります。
後付けタイプのスマートロックは、ドアの内側に取り付ける製品が多く、外側の鍵穴自体はそのまま使えるケースがあります。
ただし、製品の種類や取り付け方法、既存の錠前の状態によって使い方は異なります。
導入後も物理鍵で解錠できるか、実際に確認しておくと安心です。
スマートロックを検討している方の中には、
「鍵を出さなくて済むのがスマートロックの良さなのに、鍵を持ち歩くのは本末転倒では?」
と感じる方もいるかもしれません。
ただし、物理鍵は毎回使うためではなく、万が一の予備手段として持っておくものです。
普段持ち歩くカバンの内ポケットや財布、パスケースなど、必要な時に取り出せる場所に入れておくだけでも安心感が変わります。
家族で暮らしている場合は、家族間で予備鍵の保管場所や使い方を共有しておくことも大切です。
第三者に預ける場合は、防犯面を考え、本当に信頼できる相手かどうか慎重に判断しましょう。
デジタル機器の利便性を安心して最大限に活用するためには、アナログな備えを残しておくことがとても大切です。
スマートロック導入で後悔しないための選び方

これからスマートロックを導入する方や、今の製品から買い替えを考えている方は、便利さだけでなく、締め出しを防ぐための機能にも注目して選びましょう。
スマートロックは、製品によって解錠方法やオートロックの設定、電池切れ時の対応方法が異なります。
デザインや価格だけで選ぶと、実際に使い始めてから
「スマートフォンがないと開けられない」
「家族が使いにくい」
「予備の解錠方法が少ない」
と感じる場合があります。
導入前に、自分や家族の生活動線に合っているか、トラブル時にも別の方法で解錠できるかを確認しておくことが大切です。
スマートフォン以外でも解錠できる製品を選ぶ
製品選びで後悔しないために重視したいのが、「スマートフォン以外の方法でも解錠できるか」という点です。
スマートフォンからの操作を基本とする製品は便利ですが、充電切れや室内への置き忘れ、アプリの不具合、Bluetooth接続の不調などが起きると、普段どおりに解錠できない可能性があります。
製品によっては、キーパッドなどの周辺機器を追加しなければ、スマートフォン以外の解錠方法を利用できない場合もあります。
締め出しのリスクを抑えたい場合は、暗証番号を入力するキーパッド、指紋認証、ICカード、物理鍵など、複数の解錠方法に対応した製品を選ぶと安心です。
また、スマートフォンを持たずに外へ出てしまった場合でも、別の方法で解錠できる可能性が高まります。
キーパッドや指紋認証などの周辺機器も確認する
注意事項として、「複数の解錠方法に対応」と記載されていても、すべての機能が本体だけで利用できるとは限りません。
キーパッドや指紋認証パッドなどを別途購入する必要がある製品もあるため、本体価格だけでなく、必要な周辺機器を含めた総額も確認しましょう。
家族全員が無理なく使える解錠方法を選ぶ
家族で利用する場合は、小さなお子様や高齢の方、スマートフォンの操作が苦手な方でも無理なく使えるか確認することが大切です。
暗証番号を覚えるのが難しい場合はICカード、カードを忘れやすい場合は指紋認証など、使う人によって適した方法は異なります。
「スマートフォンの充電を切らしやすい」
「手ぶらでゴミ出しに行きたい」
「家族全員で使いたい」
といった生活習慣を振り返り、普段の利便性だけでなく、トラブルが起きたときにも別の方法で解錠できる製品を選びましょう。
以下に、解錠方法ごとの特徴と注意点を表にまとめました。導入時の判断材料として参考にしてみてください。
| 解錠方法 | 主な特徴とメリット | 締め出し時のリスク・注意点 |
|---|---|---|
| スマホアプリ | 基本的な機能。各種設定や履歴の管理が簡単 | スマホの紛失・電池切れ・置き忘れに弱い |
| 暗証番号(テンキー) | 手ぶらで解錠可能。家族や知人とも共有しやすい | 暗証番号の忘れや、周囲への覗き見に注意が必要 |
| 指紋・生体認証 | 鍵やスマホを持たずに解錠でき、持ち物を紛失する心配が少ない | 指の乾燥や手荒れ、汚れ、登録状態などにより認証しにくい場合がある |
| ICカード・タグ | 財布やパスケースに入れたままスムーズに開けられる | 物理鍵と同様に、カードそのものを忘れると開かない |
スマートロックの導入前に、電池切れ・スマホ依存・本体落下・家族の使いにくさなども確認しておきたい方は、「スマートロックのデメリットと後悔しやすい原因」も参考にしてください。
電池切れや落下を防ぐ定期点検の重要性

スマートロックは一度ドアに取り付けたらそれで終わり、というわけではありません。
安全かつ快適に使い続けるためには、日頃のちょっとした定期点検が非常に重要になってきます。
まず確認しておきたいのが、後付けタイプのスマートロック本体の設置状態です。
両面テープで固定するタイプの場合、ドアの開け閉めによる振動や、結露・湿気・高温などの影響で、固定力が弱まることがあります。
本体がズレたり外れたりすると、スマートフォンから解錠操作をしてもサムターンがうまく回らず、ドアが開かない原因になる場合があります。
定期的に本体を軽く確認し、ぐらつきや浮き、ズレがないかを見ておきましょう。
固定が不安定になっている場合は、メーカー指定の方法や専用部材で付け直すなど、取扱説明書に沿って対応することが大切です。
また、動力源である電池の管理も忘れてはいけません。
アプリの電池残量通知を確認し、警告が出た場合は後回しにせず、早めに指定の電池へ交換しましょう。
交換時期を忘れやすい場合は、スマートフォンのカレンダーやメモアプリに交換日を残しておくと管理しやすくなります。
本体にメモを貼る場合は、センサーやボタン、電池カバーの開閉部分をふさがないよう注意してください。
定期的に電池の状態を確認しておくことで、突然の電池切れによる締め出しリスクを減らせます。
さらに、スマートロックは電子機器であるため、長く使うほど電池まわりやモーター、通信部分などに不具合が出る可能性があります。
電子錠や関連機器には、使用年数や使用環境に応じた交換時期の目安が案内されている場合もあります。
購入した製品の取扱説明書やメーカー公式サイトを確認し、推奨される点検・交換のタイミングを把握しておきましょう。
長く使っている製品で、解錠までの反応が遅い、モーター音が普段と違う、アプリとの接続が不安定といった変化を感じた場合は、早めに点検や買い替えを検討すると安心です。
突然の機器トラブルで解錠できなくなった場合は、無理に本体やドアをこじ開けようとせず、管理会社やメーカーサポート、必要に応じて鍵の専門業者へ相談しましょう。
スマートロックの締め出しについてのよくある質問

まとめ:スマートロックの締め出し対策を万全に
スマートロックは、スマートフォンで施錠・解錠ができたり、オートロック機能で鍵の閉め忘れを防ぎやすくなったりする便利な設備です。
日常の鍵の出し入れを減らせるため、暮らし方によっては大きなメリットがあります。
一方で、電池切れ、スマートフォンの置き忘れ、オートロックによるインキー、本体のズレや落下など、電子機器ならではのトラブルが起こる可能性もあります。
締め出しトラブルを防ぐためには、スマートロックの設定だけでなく、物理鍵を予備手段として持っておくことも大切です。
どれほど便利な製品でも、電池切れや通信不良、アプリの不具合、本体のズレなどで、普段どおりに解錠できなくなる可能性があります。
物理鍵をカバンや財布、パスケースなどに入れておけば、万が一スマートロックが使えない時の備えになります。
また、オートロックが作動するまでの時間を見直したり、電池残量の通知を確認したりする日常的な管理も、締め出しを防ぐために役立ちます。
これから新しく導入や買い替えを考えている方は、自分や家族の生活に合わせて、スマートフォン以外の解錠方法も使える製品を選ぶと安心です。
暗証番号、指紋認証、ICカード、物理鍵など、複数の手段を用意できるか確認しておきましょう。
それでも、予期せぬタイミングで鍵が開かなくなったり、締め出されてしまったりすることはあります。
どうしても自力で解決できない場合は、無理にドアや窓をこじ開けようとせず、まずは落ち着いて賃貸の管理会社やメーカーサポート、必要に応じて鍵の専門業者へ相談しましょう。
鍵の種類や故障の状況によって、対応できる作業方法や料金は変わります。
依頼前に、出張費・時間外料金・キャンセル料の有無も確認しておくと安心です。
また、専門業者による玄関の解錠作業では、防犯上の理由から、原則として身分証明書などによる本人確認や居住確認が必要です。
手元に身分証明書がない場合は、依頼時にどのような確認方法で対応できるか確認しておきましょう。


